「日本人はもっとも卓越した人種である」と4月16日に行われた講演会で話した。

ところが日本人はゾンビ(得体の知れない怪物)とか戦略が欠如しているなどといわれる。国家としても日本は終戦以来アメリカに追従し続けてきた。日本はアメリカに次ぐ経済大国であるにもかかわらず国際政治、経済にまったく存在感がない。国内の政治、経済は福田首相の指導力のなさと、ねじれ国家のためもあって低迷を続けている。世界における日本の地位低下は甚だしいといっていいだろう。

では何故そんな国の日本人が卓越した人種なのか。西洋人に言わせると、日本人は白黒はっきりしない。賛成か反対か即答しない。よく前向きに考えていますというが、それは契約するということなのか。とにかく日本人は曖昧でずるいという印象を与えている。

だが「十人十色」というようにこの世の中すべて「いろいろ」である。すべての異なる人々を等しく利する規則も法律などもありえない。動物愛護週間などと言いながら、おいしそうにステーキを食べる。とかくこの世は矛盾だらけ、「人もいろいろ」なのである。何事もそう簡単に1+1=2というわけにはいかないのが人間の世界。

わかりやすいということは理屈に合っていることであり、数字や法則で説明できることである。しかし人間には気持ちがある。「確かにおっしゃるとおりだが、でも私は、、」などと気乗りがしないことは多い。

してみると日本人は「ゾンビ」とか白黒はっきりしないといわれるがむしろ自然なのではないのか。戦略がないといわれるが、権謀術数の類については日本はとっくの昔、戦国時代に卒業してしまっている。いまさら同じことの繰り返しはできないし、第一日本人は世界一の金持ちだから奪うための戦略は不要なのである。

日本人の顔は総じてのっぺら顔で「かど(角)」がとれている。西洋人の顔は定規とペンで描けるが日本人の顔は筆でなくては画けない。アメリカは人種の坩堝といわれるように、いろんな人種が混在している。あの人は何人、この人は何人と何人のハーフというようにアメリカ人の顔ははっきりしている。日本人ののっぺら顔は、遠い大昔楽園であった日本列島に個性のはっきりしたいろんな人種が渡り住んで人種融合が行われた結果できたのである。日本は単一民族国家といわれるが、実は多民族融合国家なのである。7色の光が一箇所に当たると色がなくなるように、日本人はあらゆる人種のIDを持ち合わせながら、それが現れない。西洋人たちもあと数万年すると日本人のような顔になるだろう。

これで日本人が卓越した人種であることがわかったと思う。

(2008年04月21日)