第359号  (2006年06月05日 国会議員号)

増田俊男事務局 http://chokugen.com
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相場の決め手

日本: 悪材料(私が指摘していた第二のホリエモンが最後)は出尽くした。
今後急速に円高になるが、円高が輸出企業にプラスであるという事実を市場が理解できるかどうか(超円高1ドル79.75円をつけた1995年4月の結果が出た96年3月決算期、輸出企業の経常利益は飛躍的に上昇した)。
アメリカ: 新財務長官のメッセージによって、市場関係者の経済ファンダメンタルの読み方が変わるかどうか。
6月末のFOMC(連邦公開市場委員会)は利上げ中止か継続か。

「円高が輸出企業に有利になる」という日本の輸出企業の構造が市場に理解されるには時間がかかるので、円高が相場(値がさ株)を押さえるため、今週は平均でやや上昇にとどまるのでは。

NYダウもボックス圏か。6月のFOMCの決定でリスクマネーの市場再入が加速するので6月後半から急騰に転じる。


小泉靖国参拝の欺瞞

小泉首相は、靖国参拝は「心の問題」であって「政治問題」ではないと言う。戦死された日本人の英霊に今日生きている日本人が祈りを捧げるのは当然であり、確かに日本人の心の成せるコトであって、他国の人に日本人の心を侵す権利はない。これは人が作った法を超えた自然法とでも言うべき真理だと思う。日本の文化では、有罪判決者であろうとも死んでしまえば「神様」である。中国や韓国では、死後犯罪人は神にならず「悪の魂」として残る。だから中国や韓国にとって悪であるA級戦犯を合祀している靖国神社は悪の魂を祀っている所となる。

中国や韓国に日本の文化を侵害することが許されないように、日本も両国の文化を否定することはできない。では、どうしたらいいのか? 日本は両国に「会話で理解を求めようとする」。何千年の結果である民族の文化の違いを数時間の会話でなくそうとしたり、ごまかそうとすること自体ナンセンス! 小泉首相はいみじくも靖国参拝は「心の問題」だと明言した。ならば、なぜ靖国神社という「場所」に行かず、「心の中で」(他人知れず)祈祷できないのか? 心の問題だとしながら、政治問題化させているのは小泉首相自らではないのか!?



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発信者 : 増田俊男
(時事評論家、国際金融スペシャリスト)