第528号(2009年06月01日号)

増田俊男事務所 http://chokugen.com

最後警告、今週が「最後」の週になるでしょう

「アメリカの支配者になってみれば、次になにが起きるかがわかる」と本誌で申し上げましたが、私は特定の財閥(たとえばロックフェラー家)に関わっているわけではありません。しかし、ここのところ胸騒ぎが続いていました。

もうじき「何か」が起きる!この飄々としたオバマを目隠しにして、途轍もないことが準備されているのではないか。しかも、まるで既定の事実のように起きる。そんな気がしてなりませんでした。

アメリカの中央政府、州政府、日本で言う市町村を加えた公的借金は$63.8 trillion (約6000兆円)です。さらに今後のオバマ財政政策で国の借金は5年で倍増することになっています。アメリカはもとより世界の歴史上支払い不能の借金をし続け、しかも借金を倍増させようとした国はありませんでした。

今100%確かなことは、アメリカの借金は「返済不能」であるということです。

中国、日本、アジア、産油国の外貨準備の総額を合わせてもアメリカの借金の10%にもなりません。もはやブッシュがやったように戦争をして中東の油田を支配しても到底追いつかないところに来ています。しかしながら基軸通貨国アメリカとしては、「済みません。潰れました。」では済まされないのです。アメリカの家計の個人と国の借金に対する負担額はいまや$668,621 (6400万円)に達し、さらに増え続けているのです。数字からしたらすでに国家破綻、家計破綻なのです。

こうした状況下にも関らず、日米株価は止まるところを知らず上がり続けています。マスメディア、アナリスト、評論家は下げ材料を上げ材料にして囃す。

3月9日の大底から3ヶ月目に当たる6月9日に米国債(30年物)の入札があります。この後、何かが起きるのではないでしょうか。3ヶ月間の上げ相場を追いかけてきた投資家(「ここ一番!」の読者には一人もいないと思いますが)は「やられた!」と、地団駄を踏むことになるでしょう。私の友人のT氏は長年世界にあるいろいろな陰謀説を研究してきました。市場操作型陰謀から、国家ぐるみの本物の陰謀まで実に明確に指摘してきた。私たちは「よき情報交換仲間」です。そのT氏から突然連絡があり、名前を聞けば誰でも知っている、市場に絶大な影響力を持つ6名が密会した証拠を掴んだというのです。この6名の名前を聞いて私の「胸騒ぎ」が何であったか即座にわかりました。やはり「やるか」!

戦争の成果でも追いつかないのだから、後は「これしかない」!

会社の借金がかさみ、どうしてもやっていけない。しかし潰すわけにはいかない時はどうしますか。「減資」しかないでしょう。その代わり株価はゼロに限りなく接近し、社債も紙屑同然になるでしょう。仮に十分の一に減資したら借金も十分の一になります。アメリカの場合6000兆円ではどうにもなりませんが、GDPの半分の600兆円なら何とかなります。こうしたことを実行するには飄々とした、人気者のオバマ大統領の時をおいてほかに無いと、6名は判断したのではないでしょうか。どーんと、やってくるかも知れませんね。どうしたらいいかですか。売りに決まっているではないですか。

前回、「6月9日の後アメリカのインフレ加速度を見て買い時を知らせます」と本誌に書きました。時が来たらそういたします。今後「ここ一番!」も小まめに出すことにいたします。

私は個別銘柄名を言えませんが、投資助言代理業の登録があるサンラ・ワールド(株)投資顧問事業部は銘柄名ばかりか、詳しい投資データ、分析、兜町裏話、仕手筋情報など面白くて役に立つ情報が何時でもオンタイムに得られます。

※ご参考まで。


「ここ一番!」で5 月27 日買い指令をだした推察銘柄のチャートです。

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