| 何を信じるか
 2007年末から始まった世界株安は2009年3月から急回復、NYダウは2010年年初には70%を超える上昇となった。ところが最近ギリシャが財政不安に陥りユーロ防衛のためEUはオバマ政権のBail out(緊急支援予算)を上回る約80兆円の保証に踏み切ったことで世界は再び信用不安に陥り株価は中暴落の様相を呈した。
 
 
 戦後から今日まで市場で財政破綻を言われた国はアルゼンチンをはじめ数多い。
 一カ国でも財政破綻して国民が路頭に迷ったことがあっただろうか。
 一切なかったしあるわけがないのである。
 前回はサブプライム・ローン、今回はギリシャ問題で世界中に信用不安が広まり、ニッケイは年初来高値から1,000円以上も下げた。
 日米の経済ファンダメンタルを見ても平均株価が1割も下がる要因はどこにもないし、実際ファンダメンタルは改善されている。
 
 
 先ず不安とは心理であり、信用とは信じるか信じないかである。
 私が言いたいのは事実を信じることが大事であるということである。
 つまり財政危機に陥っても国は崩壊しなかったしこれからも崩壊することはないという事実を信じてはどうかということである。
 事実は不変だが心理は、「女心と秋の空」のごとく変わる。
 事実以外が間違いとするなら、市場は必ず不変の事実に戻るということである。
 他人の悪いうわさはあっという間に広まるが、いい話には人気がない。
 
 
 こうした基本を頭に入れて、今回私が発信する「小冊子」をご参考願いたい。
 誰とも違った取り引きが出来ると思う。
 
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