第960号(2015年1月23日号)

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麻薬中毒者の処理法

昨年10月末FRBが足かけ6年にわたって続けてきた500兆円に及ぶ金融緩和を終えた日、日銀は追加金融緩和と言う更なる円安政策に打って出た。
日銀に通貨安戦争を売られた欧州中央銀行(ECB)は売られた喧嘩は買わねばならず早速昨日(1月22日)、昨年2度の利下げに続いて更なる金融緩和を発表した。売られた喧嘩だから日銀の緩和額を上回る月額8兆円。

資金需要がない企業(実体経済)に資金を強制的に使わす為金利をマイナスにまで下げ、さらに中央銀行の当座預金に0.2%の罰金まで課して銀行に資金を使わそうとしてきたが、資金は設備投資にも消費にも回らず投機市場(株式市場)に回り、リセッション続行中にもかかわらず欧州株価は史上最高値を更新中。
モノとサービスの需給バランスをプラスにするためには内需拡大が必要だが日本も欧州も財政破綻状態だから出来ない相談。
万策尽きて破れかぶれで増札(通貨増発)と言う麻薬に憑りつかれる。
アメリカはしたたかで、自分が麻薬で感極まっているとところを世界に見せつけ、我も我もと麻薬患者が増えたところで自分はさっさと足を洗い、今度は自分が麻薬の売人になって日本や欧州から金(資金)を巻き上げる。
(日本、欧州資金がNYへ集中)
世の中は頭の良い者とそうでない者とから成り立っていることが分かるはず。
私は頭の良い者にアドバイスをする立場にある。
だからもう一度申し上げておく。
麻薬患者が暴れ回ったり自殺する前に「檻」(おり)の中に患者を入れ、水だけ飲ませて元の体に戻すつもり。
18,000円までも麻薬ぶくれしたニッケイのずう体を8,000円になるまで檻から出さないつもりである。

3月になってアメリカがステーキ(赤字国債上限)をおいしそうに食べているのを見せながら日本を檻に収監する。
頭の良い者から天の声である。
天の声の続きは数日中にお送りする「小冊子」(Vol.64)をご参照あれ。




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