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1160号(2017年04月24日号)
フランス大統領選とEU(欧州連合)
「Brexit(英国EU離脱)、トランプ誕生、イタリア憲法国民投票は欧州国民をEU離脱に向かわせ、やがてEUは崩壊するだろうと言われるが、それはとんだ間違いである」と小冊子Vol.88(4月4日発売)で述べている。
今回のフランス大統領選第一回投票で従来の政党に属さぬマクロン氏が高得票率を得たことは60年間続いたフランスの政治体制に対する国民の否定であり中小企業の疲弊、高失業率のフランス経済の責任を問うものである。又続くルペン氏の得票はEUへの不満でもある。
私は3月21日のワシントンDCでの防衛会議(CIAの対トランプ仕掛けの対応協議)を終えてからパリとモナコでEUの今後について欧州マスコミ(ル・モンド)とプライベートバンカー(ロスチャイルドとHSBC)と話し合った。
Brexit、トランプ誕生、イタリア国民投票などと同じくフランス大統領選の結果(初めから決まっていた)も欧州独占資本の「EU強化策」以外の何物でもない。

トランプ誕生の目的は、今までアメリカの国内政治を牛耳り、欧州、中東、アジアで政治覇権をほしいままにしてきた「軍産」(CIA、ペンタゴン、軍需産業、FRB、マスコミの連合体)をホワイトハウスの管理下に置くことである。
だからトランプはプーチンと組んで軍産の仕掛けに乗った振りをしてCIAの懐刀のISIS撲滅を計り、又CIAのエージェントの北朝鮮にCIAの指示通り見せかけの軍事圧力をかけた振りをして本当に攻撃する準備をペンタゴンに命じ軍産を慌てさせている。
Brexit、イタリア選挙、フランス大統領選は、利権に胡坐をかいて硬直化しているEUを「潰すぞ」と脅して引締め、強化する為である。
それもこれも根底に流れているのは「世界統一政府」である。
目先のことでEUが危ないとか、パックスアメリカーナの終焉など口にするのはまだ早い。
今のところ「すべて細工は流々」と言ったところ。


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