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平成29年度一覧
1196号(2017年09月28日号)
身を捨てて実を取る

とは前原民進党代表の決断。
民進党の希望の党への合流で、小池百合子の緑のスカーフ(カリスマ)が全国に広がることになると予想外の結果になるかも知れない。
小池は、次期首班指名は誰を選ぶかと聞かれ「公明党山口代表だ」と答えた。
小池が都知事を辞めて衆院選に出るつもりなら、山口でなく自分でなくてはならない。
「首班指名は山口」は公明党、特に創価学会への並々ならぬメッセージである。
選挙の結果で、もし公明党が希望の党へ連携を鞍替えすれば希望の党・公明党政権が出来、小池の言う通り山口総理大臣もあり得る。
公明は自民と連結を組んでいる限りあてがえぶちに二、三の大臣の座をもらえるだけで公明議員の総理などあり得ない。
公明総理の誕生は創価学会にとってどんなにありがたいことだろうか。
公明党山口代表は小池をなじる発言をしているが、創価学会に叱られるのでないのか。
公明党があくまでも自民連携に固執するなら、小池百合子は都知事を辞めるという難しい選択を迫られる。
公明党は、創価学会の夢をかなえる為にも、ここは自民と間を置くべきではないのか。
選挙結果でどちらと連携してもおかしくない状態にすることで公明党は政治のキャスティグボートを握ることも出来る。
山口代表の「希望の党」に対する批判は「希望」がなさ過ぎるように思える。
小池の政治力学と読みは一流だが、山口は何かいまひとつなのだろうか。
一番驚いているのは安倍だろう。
ベストタイミングと思った「理由なき解散」が「自らの墓穴」になるかも知れないのだから。
菅官房長官の声が聞こえるようだ、「だから言ったじゃないの」、、。
だが時すでに遅し!

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