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平成30年度一覧
1253号(2018年6月13日号)
米朝会談「金正恩の勝ち」、「トランプの負け」は大間違い 

歴史的米朝会談でトランプは金正恩に体制の安全を約束、米韓合同軍事演習を廃止、将来在韓米軍を撤退する(カネがかからなくなると発言)。
金正恩は「核廃絶に真剣に取り組む」と宣言したが、肝心の核廃絶の方式もプロセスも「時間がなかった」(トランプ発言)ので「今後ポンペオ国務長官と北朝鮮当局が交渉する」で、「先送り」。
「トランプは金正恩をホワイトハウスに招待」し、金正恩は大歓迎。
米朝会談の結果は、トランプは金正恩が望むすべてを与え、アメリカ国民が期待した北朝鮮の核廃絶は「ゼロ回答」に終わった。
今頃金正恩は泣いて喜んでいるだろう。
最後のチャンスと期待していた拉致家族は「残念としか言いようがない」。
これでは「金正恩の勝ち」、「トランプの負け」と言われても仕方がない。

本誌は元より、「目からウロコのインターネット・セミナー」、その他で下記を繰り返し言ってきた。
「トランプにとって米朝会談は使命達成の為の手段である」。
トランプの使命は「アメリカは最早世界(アジア)の警察官ではない」の下に、「アジアから米軍(在韓・在日米軍)撤退・軍産覇権放棄」である。
金正恩の前で「米韓合同軍事演習廃止」と将来の「在韓米軍撤退」を決めたことは軍産複合体に対する「トランプの大いなる勝利」である。
敗者軍産の傘下にあるアメリカと日本のマスコミがトランプを非難するのは当然である。
金正恩にとってトランプの使命は幸運である。
金正恩は今後ワシントンDCへ赴き、感謝を込めてトランプの中間選挙キャンペーンの為に尽くすだろう。

いよいよ在日米軍の撤退が間近に迫ってきた日本は、どうしたら専守防衛(憲法第9条)の下で日本の安全を守れるのか。(「小冊子」Vol.99〔本日発送開始〕で解説)
それともトランプが勧めるように再軍備・核保有に向かうべきなのか。
早く決断しないと時は待ってくれない。


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