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平成30年度一覧
1291号(2018年12月4日号)
トランプの対中制裁関税の本音と建前

アルゼンチンの米中首脳会談で今までの熾烈な米中貿易戦争にストップがかかったのがはやされ日米株価が上がったが私は三日天下と言った。(インター・ネットセミナーとラヂオもりおか)
中国のわずかな土産(対米輸入増)で関税引き上げと追加関税が保留になった上に中国が最も心配していた南シナ海と東シナ海での軍事覇権プレゼンスが不問になった。
決着をつけるべき問題はすべて90日間先送りである。
今後の対中交渉はライトハイザー通商代表とナヴァロ国家通商会議委員長の対中強硬派が担当し、検討課題は中国建国100周年までに中国が軍事・経済で世界覇権を手にする為にどうしても成就する必要がある「中国製造2025」を左右する事項ばかりである。ハイテク技術でアメリカを追い越そうとする「中国製造2025」をアメリカが警戒し、阻止しようとするのは当然であるが中国にとっては死活問題。90日ですべての問題が解決するなどあり得ないことである。

2017年トランプが訪中し、米中首脳会談が行われ北朝鮮問題が中心課題であったが、キッシンジャーが一週間前に訪中、習近平と北朝鮮問題に先行き中国がどう関わるかのプロセスを話している。
現在トランプは朝鮮半島非核化に向けてキッシンジャー・習近平合意に従って行動している。
今回の12月1日の米中首脳会議に先駆けてキッシンジャーは2週間前に訪中、習近平と他の共産党の重鎮と秘密会談を行っている。
今回の米中首脳会談の結果は建前であって何の意味もない。
トランプの米中貿易戦争とアジアにおける中国の軍事攻勢に対するトランプ(キッシンジャー)の本音を知れば仰天するだろう。

トランプは中国の敵か味方か。

一部は協賛金特別レポート第一弾「トランプ政権の本音と建前」(本日発信)で、詳しくは「小冊子」Vol.103(12/10発送開始予定)で知ることが出来る。


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