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平成31年度一覧
1300号(2019年1月10日号)
米中貿易実戦から冷戦へ

昨年12月1日の米中首脳会談で、双方同額、同率の関税を掛け合った米中貿易実戦は90日停戦して二国間交渉に移り、北京での第一回次官級交渉は1月7日から予定を1日延長して9日に終わった。
主な課題は米中貿易不均衡の是正、在中米企業への知的所有権移転強要、サイバー攻撃による情報収集などである。
貿易不均衡問題にはアメリカから農産物、エネルギー関連、鉱工業生産品等20兆円規模の買付で大きく貢献出来るが、知的所有権問題は幅広く、中国の主権にも関わる問題なので簡単に解決出来ない。
トランプは知的所有権問題では中国が合意をしても守らない場合の罰則規定を求めているのに対して中国は応じない。
従って3月までには解決出来ず、結局90日の停戦は再び実践に逆戻りする。
12月の首脳会談の時も期待で日米株価が上昇したが、やがて下げに転じクリスマスイブ(12月24日)には1日で1,000ドルを超える暴落となった。
ニッケイも今日あたりから同じことの繰り返しになるだろう。
何時まで下がって、何時から上がるかは私の「ここ一番!」や「目からウロコのインターネット・セミナー」をご参考にして下さい。

本年のトランプ戦略の基本は、昨年までは「喧嘩腰」(脅し)で、今年からは「膝詰め談判」。
今年も又トランプ主導の「脅したり」、「すかしたり」で明け暮れる。


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