第559号(2009年11月25日号)

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不況時と好況時の生き方

事業に失敗して、蓄えもなく、山積みされた借金だけ残った時、家族のために世帯の責任者は何をすべきなのでしょうか。

オバマ大統領流だと、支払い能力をはるかに超えた借金をして、履き古した靴も背広も新調、燃費の悪い車をトヨタのプリウスに買い替え、中古の家を内装して新築同様にします。
鳩山流だと、手形を落とす以外は新たな借金をせず、履き古した靴を穴があくまで履いて、車など乗らず電車とバスで2倍の通勤時間を掛けてご出勤、古くなった家は家族で修理して住みます。

オバマ流の生活をするご家庭の靴や洋服や家は鳩山内閣が誕生した時(8月末)の値段より10%も値上がりし、引く手あまた。一方鳩山流のご家庭では逆に10%の値下がり。みんなまだ下がるだろうと思うので誰も買ってくれません。そして日毎に両家庭の持ちもののバリューの差が拡がるばかり。

「不況時には無駄を、好況時には倹約を」と私は何百回国会議員に言ってきたことでしょうか。資本主義経済の基本哲学は利己であってみんなで一緒に橋を渡ることではありません。資本主義の人生とは、我先に橋を渡って対岸の宝ものを我が物にするための戦いです。

ところで、「事業仕分け」の精神はナンですか?
宝をちらつかせて人々を競争にかきたてることですか、それとも人が隠している僅かな宝を取り挙げることですか。
民主党政権がやっていることは「死人の足を引っ張る」ことでしかありません。
世帯主が家族を苦しめるようなご家庭にはお嫁さんは来ません!
だから日本経済を売る人はあっても買う人はいないのです。

鳩山さんは対米追従がお嫌いのようですが、この際、本当に国民に目線を置いた政治をしたいのなら、黙ってオバマ大統領に追従することです。
私がこんなことを述べても、またお読みくださる皆様もお互いに一銭にもなりませんから、(我田引水)私の「小冊子」でも読んで地に足の着いた宝探しに励んだほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。


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